銀行の使い分け

おはこんばんにちは。きゅうべいです。

今日はですね、投資といいますか貯蓄について書いていきたいと思います。というのも、ウソかホントかこんな記事を見たからなんですね。

「トランプ・ラリー」も低所得層には恩恵なし?株離れ進む米国
https://zuuonline.com/archives/133472
出典: ZUU online

アメリカではトランプ相場でダウが上がって多くの人がリターンを得て儲けていますけれでも、そもそも低所得者層は投資自体をやっていないからこの恩恵を受けられてないんじゃないかという内容です。

投資の重要性と貯金

上記の事は別にアメリカに限った話ではありません。

例えば、モニタの前のサラリーマンの方は、ほとんどが株式会社につとめていると思うんですね。もちろん有限会社かもしれませんし合弁会社かもしれませんが、なにかしらの経済活動で会社が儲かって、その結果としてお給料をもらっているはずです。ですから「景気が良く」なれば、皆さんも必ず恩恵があるはずです。しかし当たり前ですが、会社の利益があがったからといってお給料がすぐにあがることはありません。ベースアップだったり、年に一回の査定だったり、タイムラグがあるはずです。

もし今まで投資なんてやったことがないというサラリーマンの方がいたら、考え方をちょっとひねってみましょう。皆さんは自分の会社に労働力を投資してるんです。そしてそのリターンとしてお給料をもらっています。だから、例えば自動車業界に勤めている方は自動車業界に、エンタメ業界に勤めている方はエンタメ業界に、もうすでに自分自身を投資してるんですね。そうすると、勤務先業界の景気が沈んだら個人の生活も沈んじゃうわけです。絶対にリスクヘッジが必要です。

とまぁ投資の必要性を再確認したところで本題です。先の記事ですと、低所得者層はそもそも投資の元手が無いという話でした。つまり貯蓄ですね。貯蓄で一番大切なのは、「ほとんど手間を掛けず」に「意識せず」にやることです。例えば、「月10万円で生活して下さい。」というのと、「月12万円で生活して下さい。」というのは、実はそんなに難易度は変わらないんですね。どっちみちなんとかなります。そこでこの記事では、私の銀行の使い分けをご紹介したいと思います。ある程度自動化してしまえば、いやでもお金って貯まるもんです。

私のやり方

まずはざっくりと私の主力銀行三人衆をご紹介いたします。

カテゴリ 銀行名 主な用途
メイン 三菱東京UFJ銀行 給料口座、クレジットカード・公共料金の引き落とし、小遣い引き出し
サブ じぶん銀行 定期預金専用
投資用 住信SBIネット銀行 投資用のインターフェイス

メインバンク:三菱東京UFJ銀行

私のメインバンクは三菱東京UFJ銀行です。いきなりですが実はあんまりこだわりがあったわけではなく、たまたまメガバンクで家と職場の近くに支店があったからです。最近よく「給料口座をネットバンクにしよう!」みたいな話を見かけますが、私の個人的な意見でいえば、やっぱり給料口座はメガバンク(三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行)の方がいいです。

例えば転職や転勤をしたときにもメガバンクならまず給料口座として継続して使えます。私の会社も昔は銀行指定がありましたが、さすがにこのご時世でなくなりました。

さらに、証券会社にはほぼ十中八九で「即時入金サービス」があります。このサービスに一番対応しているのがメガバンクなんですね。これは結構大事です。こないだのトランプ大統領当選時のように、投資のチャンスはふいにやってきて3時間くらいで過ぎ去ってしまうことがあります。そういった時に、急いで投資するには「即時入金サービス」が欠かせません。

利点という意味では、三菱東京UFJ銀行にはメインバンクプラスというのがあり、給料振込口座にしておくと自社ATMの入出金が24時間無料で使えます。休日や夜の会社帰りでも無料になるので、これで普通に使う分にはATM手数料を気にしないでよくなります。さらにいわゆる「出ていくお金」はすべてこの口座に集中させています。これにより、少なくともこの口座がある程度収支プラスになっている限りは、キャッシュフローがちゃんとしているのがわかります。ある程度お金がこの口座に溜まってきたら、定期的にまとめて下記のじぶん銀行へ移します。

サブバンク:じぶん銀行

いきなりユニ―クなところが登場しました。私のサブ口座は「じぶん銀行」です。日本の全銀行預金残高ランキングだと地銀でも下位にあたる100番近くをうろうろしています。auとのコラボで局所的に有名ですが、実はこれKDDIと三菱東京UFJ銀行が共同でつくった銀行なんですね。ですから、実際は独立した銀行というよりは三菱東京UFJ銀行の支店みたいな使い方ができます。まさに「サテライト」「サブ」です。

具体的には、三菱東京UFJ銀行とじぶん銀行間では、振込手数料がかからずにお金の行き来ができます。そして、じぶん銀行は「ネットバンク」として比較的高い定期預金利率を出しています。このため、三菱東京UFJ銀行本体で定期預金を組むより、じぶん銀行で定期預金を組んだほうが利率が遥かに有利なんですね。なんでこんなことになっているかはよくわかりません(笑)。どのみち運営母体は一緒ですから、安心してありがたく利用しましょう。ちなみに以下が2016年現在の両行の定期預金金利です。

期間 三菱東京UFJ じぶん銀行
1ヶ月 0.01% 0.03%
3ヶ月 0.01% 0.04%
6ヶ月 0.01% 0.03%
1年 0.01% 0.05%
3年 0.01% 0.03%

全体的にかなり低いですが、それでも両社で3~5倍の金利差があります。サテライトに振り替えるだけで金利が3倍になるなら、悩む理由もありません。私は、投資に回さないお金はじぶん銀行で3ヶ月・複利・継続で回転させています。

ちなみに、じぶん銀行を使い始めて5年以上たっているのに、いまだにATMでキャッシュカードを使ったことがありません。完全に定期預金専用です。

投資用:住信SBIネット銀行

投資用銀行は急に三菱グループから離れます。こちらのメインは住信SBIネット銀行です。これは一重にSBI証券との連携や積み立てる仕組みがめちゃくちゃよく出来ているからです。ここが今日の話のキモです。

住信SBIネット銀行の特徴は「自動入金サービス」と「目的別口座」です。

自動入金サービスは、メインバンクから毎月一定金額を住信SBIネット銀行へ引き落としできる機能です。これが貯蓄には物凄い便利なんです。一度設定してしまえば、給料天引きに近い感覚でメインバンクからお金を移してくれます。また目的別口座は、自分の銀行口座内にフォルダのように「バーチャルの別口座」を作れる仕組みです。銀行口座をフォルダ分けして、お金を分けて置いておけます。しかもこうやって作った目的別口座からはATMで引き出しができません。

この2つを組み合わせると、強制貯金の仕組みができます。私は三菱東京UFJ銀行から給料日後の毎月27日に5万円を自動入金サービスで引き落とすように設定しています。これで年間60万円が強制的に移動します。これをさらに、目的別口座で「投資準備金」という口座を作って入れておきます。こうすると、ATMでも引き落とせない「聖域」にお金を置いておけます。これが私の一年間のベース投資予算になっています。毎年の正月明けにこの「投資準備金」の中身を「ハイブリッド口座」に移して、SBI証券の余力に反映させます。もちろん市場が急変してバーゲンセールが始まったら、別枠で予算追加します(笑)。

ちなみに、住信SBIネット銀行はコンビニATMやゆうちょATMが無料になる条件が設定されており、日常用途の銀行としてもサービス優秀です。

まとめ

やっぱり貯蓄の鍵は「なるべく意識しないように自動化する」ことだと思います。いま自動入金機能が使えるのは、「住信SBIネット銀行」「じぶん銀行」「ソニー銀行」の3行です。ここを上手く使うと、自分にあったお金の流れを自動化出来ると思います。「住信SBI」なら「自動入金」とは逆の動きの「自動振込」というのもありますので、ハブ銀行として使うことが出来ます。例えば「住宅ローン返済用」や「教育費積立用」みたいな目的を明確にした銀行口座に上手いことお金を振り分けるのも「住信SBI」で自動化できます。皆さんも是非、自己流の「キャッシュフローの自動化システム」を組んで、堅実に貯蓄をして、さらにそれを投資に繋げてみて下さい。「塵も積もれば山となる」です。

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