Steamに見る、ゲームの配信プラットフォームは便利だという話

おはこんばんにちは。きゅうべいです。

今日は趣向を替えた1発目ということでゲームの話をしたいと思います。
といってもいわゆるソシャゲとかスマホゲーではなくてテレビゲームの部類です。

私のSteamデビュー

今年の2月ごろから始まったコロナ禍によって、この半年ほどはめっきり家で過ごす時間が増えました。そんなわけで、ちょうど2010年ぐらいからご無沙汰していたテレビゲームをまた久々にはじめています。2010年って言うとちょうどレッド・デッド・リデンプションの1作目が出たあたりで、ファイナルファンタジーで言うとちょうど13をやり込んで13-2が出るかどうかっていう辺りです。

ゲーム界隈に再び手を出すにあたり、もちろん最初はコンシューマ機を買おうと思いました。FF7のリメイクが出るってタイミングでしたからPS4が最有力候補です。ただ業界的にはちょうどPS5やXbox Series X等の新作ハードが出るところなので、PS4やXBOX Oneを買っていきなり型落ちってのもどうなんだというのもあり、いろいろ悩んでいました。
そんな時、最近は(※と言ってもここ5年ぐらいの話ですが^^;)パソコンのゲーム配信プラットフォーム「Steam」が世界的にほぼ標準になっていて日本メーカーもかなり進出しているっていう話を聞いたんです。たしかにSteamのラインナップを見ると、FFやバイオハザード、メタルギア・ソリッド等メジャータイトルは普通に揃ってます。さらに、もともと高校時代から自作PCが趣味だったこともあり、適当なグラボとコントローラさえ買えば普通にPS4世代ぐらいのゲームは遊べそうだぞというのがわかったので、2020年4月末に無事パーツお買い上げ&Steamデビューとなりました。(※ちなみに買ったのは玄人志向のGeforce GTX1650 1.4万ぐらいとXBOX Oneコントローラ 6千円ぐらいで合計約2万円です。)

Steamは画期的だ!

そんなわけでSteamデビューしたんですが、触り始めて早々に「これは凄い」とおったまげました。いくつかご紹介します。

凄いとこ(1):ふつうに遊べる

最初の凄いところ(※そしてこれが一番驚きました)は、ふつうに遊べる所です。



何言ってんだと思うかも知れませんが(笑)、これほんとに凄いんです。

私、高校時代からPCゲームをやってました。シムシティや信長の野望、太閤立志伝にウイニングポスト。後はAge of Empiresとか、Diabloとか、RPGだとウルティマシリーズにバルダーズ・ゲートシリーズなんかもお気に入りです。これらに共通するのは、ものすごい複雑なキーボードショートカットと素早いマウス操作が要求されることです。大抵キーボードのF1からF12までにアイテム欄が割り当てられていたり、さらに「C」や「Z」あたりに「攻撃」だの「防御」だのが割り当てられていて、それはそれはカオスな操作体系でした。新しいゲームを始めて2~3日はモニタ横にショートカット早見表が無いとロクに操作も出来ないレベルです。

ところが、Steamに配信されている多くのゲームは、ちゃんとコントローラに対応しています。しかも昔からあるようなエ○コムとかロジ○ックの怪しい動きをするコントローラではなくて、XBOX 360かXBOX OneのちゃんとしたコントローラをそのままUSBでPCに刺して使えます。これはホントに凄いです。

例えば、ポーランドのCD Projekt REDが発売している大人気RPG「ウィッチャー」シリーズだと、1作目「ウィッチャー(2007年)」は昔ながらのキーボードをガンガン使う操作、2作目「ウィッチャー2:王の暗殺者(2011年)」はコントローラ対応だけれどもちょっとモッサリ、3作目「ウィッチャー3:ワイルドハント(2015年)」はまったくコンシューマと大差ない快適操作です。そんなわけで、おそらく私がゲームから離れた2010年ぐらいがちょうど転機だったのではないかと思います。

少なくとも操作体系がコンシューマと遜色なくなったということで、Steamは十分にゲームプラットフォーム競争の土俵に上がれたんだと思います。

凄いとこ(2):ゲームをライブラリ化できる

凄いところの2つ目はゲームのライブラリ化です。

これはiTunesなんかと同じです。自分がプレイしたゲームをライブラリとして整理できるのって本当に「気持ちいい」んですよね。Steamの場合はプレイ時間は元より、「何日に〇〇というゲーム内実績をクリアした」というフットプリントみたいなものまで残ります。ゲームが一覧としてズラっと出てくるだけでなく、「今年のGW明けにはウィッチャー3やってたなぁ」とか、「スカイリム100時間もやってるのか」とかすぐ分かるんです。些細なことではあるんですが、これほんといいです。

Steamのライブラリ機能

Steamのライブラリ機能
ずらっと並ぶパッケージだけでニンマリできる(笑)

凄いとこ(3):外国のショップから海外版が安く買える

凄いところの3つ目は海外版のハードルの低さです。

ゲームに限らず音楽でも映画でもそうですが、配信プラットフォームは国境を易々と超えてきます。昔は「スウェーデンの80’sディスコバンド Shanghaiの Ballerinaが聞きたい!」と思ったら渋谷のタワレコか新宿のディスクユニオンに通って見つけるしかなかったわけですが、いまや圧縮音源ならiTunes Music Storeでふらっと買えますし、なんならYoutubeでPVも見れます。いい時代です。


Shanghaiの代表曲Ballerina。
スウェーデン人バンドなのに名前が”シャンハイ”で何故か英語でイタロ・ディスコ(=イタリアのディスコ音楽)を歌うというワケわからん倒錯の果てに生まれた歴史的名曲。

これと同じように、Steamでは海外のマイナーなゲームや、日本のゲームの海外版も簡単に買えます。

例えば、私が最近買ったゲームにバイオハザード7の海外版(グローバル版)があります。

バイオハザードのようなホラーゲームは、下手すれば映画以上に日本国内での表現規制が厳しいです。いわゆるスプラッタ的なものは当然アウトですし、ゾンビの足を撃って吹っ飛ばすみたいなのも駄目です。近年で規制の影響をモロに受けたのが、このバイオハザード7だと思います。バイオハザード7は「近年のアクション寄りだったシリーズをホラー風に戻す」というのをテーマにしており、至るところに映画ファンがニンマリとするような小ネタが仕込まれています。舞台はホラー映画でお馴染みの「山深い湖畔のロッジ」で、そこに住むサイケなシリアルキラー・ベイカーファミリーに拉致された妻を助けに行くというストーリ-です。ベイカー家の親父は斧やチェーンソーを片手に追ってくるジェイソンみたいな奴、母親は虫を操りながら蜘蛛みたいに4足歩行で這い寄ってくるサム・ライミ風、さらに息子は被害者に「ソウ」丸出しなデスゲームを強要するサイコパスと、大変魅力的に仕上がっています。
ところが、国内版だと表現規制のおかげでこのサイケな部分がかなりマイルドに変更されているんですね。そのせいでストーリーやニュアンスが微妙に変わってしまっています。一応国内ストアには「通常版」と「グロテスクバージョン(R18指定版)」と二種類あるんですが、この「R18指定版」ですら名前倒れで実はゴリゴリ規制されています。そんなわけでプレイするなら絶対海外版なわけです。そんな時、コンシューマ機だと仮に秋葉原で輸入海外版ソフトを買ってきても動かないんですが、Steamであれば公式ショップ以外の海外代理店で気軽に海外版が買えて普通に遊べます。

Steamの海外代理店としては、イギリスの「Green Man Gaming」や「Fanatical」、フランスの「Games planet」やアメリカの「Humble Bundle」あたりのストアが日本では人気です。これらのストアでは定期的にセールもやっていて、ちょっと古いもの(といっても4~5年前の人気ゲーム)だと1000円以下で買えます。こういったストアでは購入するとストアのマイページにシリアルコードが表示されて、それをSteamに登録してライブラリに加えるという流れになります。

一方で「鍵屋」と呼ばれる物凄いグレーなストアも存在しています。鍵屋は世界的にもマネロン犯罪の温床と言われていて、犯罪者が手に入れたクレジットカードやダークなお金でゲームを買って、それを転売して現金化・資金洗浄するという真っ黒なお店です。特にロシア系に多く、絶対に手を出してはいけないレベルのお店です。外部サイトで買うときにはそこが正規代理店か鍵屋なのかをよくよく調べないといけません。

そういった事を抜きにしても、手軽に海外版が買えるというのは本当に画期的です。ただし「おま国(=おまえの国が気に入らない)」と呼ばれるリージョンロックが掛けられたタイトルもあるので、その辺を調べる一手間はかかります。。

凄いとこ(4):Steamがある限り昔のゲームも遊べる

凄いところの4つ目はいわゆる「ゲーム機の世代交代」がないことです。
いまちょうどPS5の発売を目前にして「下位互換性」の話題が出ています。PS5はPS4のソフトは動くけどPS3以前のソフトは動かないっていうやつです。コンシューマ機の場合はどうしても独自設計の機械をつかいますから、「PS2で持ってたゲームが遊べなくなった」というようなことが普通にあります。
ところがPCゲームの場合はそういったときでもいくらでも逃げ道があります。もともとWindowsはOSの下位互換性が優秀ですし、最悪仮想マシン(=VM)を使えばいくらでも昔のOS環境を再現できますからね。いまでもVMでWindows 98やXPが普通に動かせますし、その上でゲームを動かすのも支障有りません。

ただし、SteamはDRM付きのプラットフォームですから、万が一Steamサービスそのものが終了となった場合は全てのゲームができなくなるという可能性もあります。一応運営会社のVelve(バルブ)は「Steamサービスを終了するときには事前にDRM解除のツールを配る」と言ってはいますが、サービス終了の時点でそんな余裕はないはずなので信じてはいけません(笑)。この辺りが気になる方は、前述のウィッチャーシリーズを作っているCD Projekt社が運営するプラットフォーム「GOG.com」を使ったほうが良いです。ゲームのラインナップが少ないのが悩みのタネではありますが、GOG.comは完全DRM Freeを宣言しているとってもユーザーフレンドリーなプラットフォームです。

さいごに

とまぁ簡単ではありますがSteamの魅力を書いてみました。
現在Steamのアクティブユーザー数は全世界で1億人弱で、日本国内でも2~300万人はいると言われています。来る12月にはついに「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて 完全版」も発売され、さらに来年4月にはPS4時限独占タイトルの「ファイナルファンタジーVII リメイク」も発売の噂が出ています。コンシューマ機の内部設計がどんどんパソコン(=汎用機)に近づいているのと同時に、もはや共通ゲームエンジンを作ってから個別のタイトル開発をするのが当たり前になったゲームデベロッパー業界では、「PC版を最初に作って、後からPSやXBOX用にマイナーチェンジして移植する。」という開発手順が標準になりつつあり、今後もマルチプラットフォーム展開がますます増えていくと思います。そんなわけで今後もどんどんSteam市場は発展していきます。次世代機のPS5やXBOX Series Xを買う前に、Steamという選択肢も検討してみていいかも知れません。

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